福山通運健康保険組合

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ニュース&トピックス

[2005/08/22] 
続けて楽しむウオーキング術②

-生活習慣にウオーキングを取り入れよう-

 今、なぜ健康を必要以上に重要視してきているのか。健康に対して、今、なぜこのように意識を持つようになったのでしょうか。それにしても、健康にこだわる時代はこれまでにありませんでした。昨年、厚生省(現厚生労働省)が「健康日本21」を国民運動として、国民の健康づくりに様々な施策を展開しました。これには、その基本理念として「すべての国民が健康で明るく元気に生活できる社会の実現」、つまり、健康寿命を伸ばすことが込められています。社会背景には、生活習慣病の増加や要介護高齢者の増加などを挙げています。大変に大きなテーマであります。
 社会的にも個人的にも、特に要介護高齢者を抱える家族の生活にとってこれほど重要なことはありません。
 生活習慣病でみられる、高血圧、糖尿病、高脂血症、肥満は予防しなければいけません。これらの発病を保健士や栄養士などの食事指導、運動指導で生活指導を含めた予防をすることが必要です。
 身体活動や運動についても、その重要性は強調されていて中でも「ウオーキング」の役割は大きいのです。経済的にも豊かになり成熟の時代を迎えつつ、人生をより良くすごすためにも健康が大いにクローズアップされてきました。
 伊能忠敬(56歳~72歳)が実測による日本地図を完成させました。彼が歩いた距離は三万五千㎞になります。ところがのちにドラマにもなりブームを呼びました。
 伊能忠敬研究会が伊能ウオークを大いなる賑わいで実施しています。我が国においては、ウオーキングは高齢者の間で非常に効果の高い運動です。最近では子供の運動不足が指摘されて、運動の習慣を身につけさせ定期的に歩かせています。それにより、からだの健康、保持増進をねらいとし、少しでも運動能力を高めようと学校は努力しています。また、停年後の健康を考える人が非常に増えています。人生を充実したときにするにはどうしたら良いのでしょうか。例えば、運動の影響は中高年では歳をとって、七、八十代になってボケるリスクの差は大きくなっています。だれしもが健康でいたいと思う関心度は高いのです。ウオーキングを始める前に的外れなことからスタートしましたが、ウオーキングで体力づくりを考え挑戦してみることも大切でしょう。
 海外へ出掛けて四~五千㎞の高地でのトレッキングが多いのも目につきますが、健康や体力を考えるには、無理のない楽しく手軽な運動を数多く実施することです。
 それよりも、なによりも大切なことは自主性をもって自分は何をすべきか、しっかりした人生観をもつことでないでしょうか。

白鳥 金丸(スポーツライター)

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