福山通運健康保険組合

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ニュース&トピックス

[2005/09/30] 
子どもが生まれても働ける環境を

 政府では、こうした少子化の流れを変えていくために、昨年6月に仕事と家庭を両立する支援の見直しなどを盛り込んだ「少子化社会対策大綱」を閣議決定しました。さらに昨年最近、深刻な少子化についてのニュースを聞くことが多いですね。
 内閣府はこのほど「社会意識に関する世論調査」をまとめ、発表しました。これは、国、社会、社会のあり方に対する意識を調査したもので、このなかには少子高齢化という社会のあり方についても問われています。20歳以上の国民、男女併せて6,586人からの回答を得ました。
 まず、理想として自分に何人くらいの子どもがいるのが良いと思うか聞いたところ、「3人」が45.9%でトップ、次いで「2人」が38.0%、「4人」が4.9%となりました。
 また、実際に何人くらいの子どもをもてる(もてた)と思うかを聞いたところ、トップは「2人」の46.1%、次いで「3人」の25.6%、「1人」の8.7%でした。しかし、両設問とも「3人」と答えた人は70歳以上の男性と40歳以上の女性が多いのに対し、「2人」と答えた人たちは二十代、三十代が多くなっています。若い世代は、子どもは二人程度が現実的で良いと思っている人が多いようです。
 ところで、16年度の女性一人が産む平均の子供の数(合計特殊出生率)は1.29と、十年前の1.50、二十年前の1.81に比べどんどん少なくなっています。
 理由としては女性が仕事を持っていて子どもをつくれなかったり、生む時期が遅くなるためと考えられます。またパートナーである男性が、子どもが生まれ、子育てをする時期の三十代に仕事が多忙であり、育児の時間がとれる環境にないということも問題でしょう。
12月には大綱の具体的な実施計画である「子ども・子育て応援プラン」を決定し、育児休業を安心してとれる環境づくりなど、具体的な目標を決めて2009年までの5年間で施策をすすめていくとしています。
 働いていても育児のしやすい環境を、ぜひ整備して欲しいものです。

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