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[2005/10/10]
ことわざ健康事典 四十にして惑(まど)わず
ことわざ健康事典 四十にして惑(まど)わず
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孔子の教えを集録した「論語」の一節で、人間三十で一本立ち、四十では道に迷わず物事を処理できねばならないという意味。そこで四十は「不惑の年」ともいわれてきました。しかし現代ではどうでしょうか。四十ガッタリとやら、四十の坂を越えれば体力は衰える一方、男性は四十二の大厄を迎えるなど、心身ともにいろいろな問題が待ち受けております。まず、分っちゃいるけどやめられなかった酒、タバコ、運動不足、睡眠不足、食生活の乱れなどのツケが回ってきたとも思われる生活習慣病やガンの心配、子供や家庭の問題、会社人間のストレスの蓄積などなど、とても不惑などといっていられません。中でも気をつけなければならないのは、会社の定期健診では見つけにくい心の疲労です。心臓や胃の調子が悪いので精密検査を受けても異常なしだが、実はうつ病がかくれていたというケースはよくあること。この病気はとくに真面目で優秀な会社人間がかかりやすいようです。体の病気と同様、早期発見・早期治療で一日も早く本来の不惑の年をとり戻したいものです。