福山通運健康保険組合

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ニュース&トピックス

[2005/10/17] 
VDT作業、目の疲れがトップ ─厚生労働省「平成15年度技術革新と労働に関する実態調査」─

 私たちの日常生活では、携帯電話やパソコンなどの様々なVDT(=Visual Display Terminals)機器を使うのが当たり前になっていますが、気づかないうちに疲れやストレスがたまっているのではないでしょうか。
 厚生労働省は「平成15年度技術革新と労働に関する実態調査」をまとめ発表しました。この調査は、コンピュータ機器を使っている人への影響を調べるために行われ、約9,500の会社と、勤めている約10,000人の男女それぞれから回答を得ました。
 VDT機器を使った仕事でストレスを感じる、と回答した人は全体の34.8%となっており、男性も女性もほぼ同じ割合となっています。
 このうち年代別では、「五十代」が42.0%と最も高く、次いで「四十代」が38.1%、「二十代以下」が34.0%、「三十代」が31.8%と続き、当然のことながら高い年齢の世代がVDT機器によるストレスを受けやすい結果となっています。
 政府は、VDT機器を使う人の増加から、平成14年4月に「新VDT作業ガイドライン」をまとめました。会社が健康管理や作業環境の整備を図り、VDT機器を使う人の心や体の負担を減らすよう策定したものです。
 労働安全衛生法で定められた「VDT健康診断」は問診や、視力・視野を診る検査、指先や手の運動機能を調べる検査などがあり、通常の健康診断に加えて会社ごとに行なわれることとなっています。
調査によると、会社のVDT健康診断の実施率は1,000人以上の会社では59.2%ですが、1,000人未満の会社も含めた全体の平均では、12.9%となっているのが現状です。
 VDT機器を使う人への健康面の配慮は、会社にも求められますが、自分なりに工夫することで疲れ方も違ってきます。1時間の作業の合間に10~15分の休憩をとったり、ディスプレィは十分な明るさのもと、視線がやや下向きになる位置に置いてみると、疲れの感じ方が違ってくるそうです。


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