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続けて楽しむウオーキング術④
-ウェルネス・ウオーキングを始めましょう-
早朝は一日のうちで最も空気が澄んでいる時間帯です。大地には露も多くウオーキングには最高です。新鮮な空気を一杯吸いながら、体のすべてを目覚めさせます。そして、脳の働きも活発になります。ウオーキングを始める前は、起きてすぐ食事を摂らず、冷たいお水を一杯飲むか、砂糖湯を一杯ぐらい飲んで下さい。心配な人は軽いもので少し腹に持つようなものを食べるのもよいでしょう。
ただし、早朝は本人の体温も外気温も低く、寒さを感じながらの運動には注意が必要です。体の筋肉は寒さを嫌います。急に伸ばされることをすると反発して縮もうとします。体を温かくしてから運動を開始しましょう。
ウェアは伸縮性のあるものを着る、手袋、マフラー、耳当てなどを着用して防寒をし、暖かいところで軽い体操をして行うのが理想的です。さらに軽いストレッチングをしてから始めましょう。
あらかじめ、筋肉や腱に伸張刺激を与えておくと良いのです。それが、運動を始める前のストレッチングです。図に示すいくつかのポーズをとって足の筋肉、腱を軽く伸ばして準備運動としてのストレッチングをしましょう。
この図のストレッチングで、ものたりない人は、朝のラジオ体操を追加してみて下さい。
さて、ウオーキングですが、準備運動と、体温の上昇がリラックスの第一歩です。身軽な服装でウオーキングの一歩二歩はまず歩き慣れることです。そして、その場所でウオーキングのフォームを矯正します。そのフォームの図を示します。
正面からのチェックは、上体が起きているか、顔(視線)が正面か、矯正法については近くの立木、家屋の窓ガラス、塀等の線に沿ってフォームをチェックしてみましょう。両肩が傾いていないか、両腕を前後に振り、両足の間隔は広がらないように………踏み出した足のかかと、残った足のつま先が地面に着いているか、残った足のかかとが振り向いて見えるか………などに注意!!
横からの矯正は、背筋がまっすぐ伸びているか、腕の振りがまっすぐか、腰の位置や、歩幅の取り方に無理なく、着地はかかとから入っているか-などを見ます。ここで最も注意してみることは、横から見ると顔の位置が両足を前後に開いた、その真上にあること、背筋の伸び、後足の着地時の伸びが重要な注意点です。最後は後ろからの矯正です。体の傾き、両肩のラインと腰の位置を確認します。これまでの歩行の習慣がでるのは当然だと思います。今回は体の傾き、両肩と腰の位置を確認します。チェックは、蹴った足の伸び、つま先は大地をしっかりと捉えているか、などです。
ウオーキングで体力をつけようとするならば目的によって速さを変えてみるのもよいでしょう。つまり、体力作りの時は速く歩くことです。図のように自然にウオーキングをするのであればその歩き方は、大股で歩くことです。背筋を伸ばすのが良い姿勢の条件ですが、大股で歩けば意識しなくても背筋は伸びています。
そこで、歩き慣れること、フォームの矯正を考え、自然に自分で歩幅を自由に調整出来るようになればチェックは大丈夫です。なんども言って来ましたが、大股で歩けば背筋が伸びます。かかとから着地、つま先でテイクオフ(足が地面から離れること)すると歩幅は広がります。
このようにして、頭、肩、胸、背、両腕、腰、両足の一連の動作が出来上がって来ます。
歩き方の基本として両腕は元気よく伸ばします。実際は、肘を軽く曲げて振れば、楽しくなるし腰の回転にはずみをつけ、歩幅が楽に伸び体力づくりの一環となります。
白鳥 金丸(スポーツライター)
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