福山通運健康保険組合

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[2005/11/04] 
ことわざ健康事典 足寒うして心しんを傷いたむ

「民の怨(うらみ)国を傷(いた)む」と続きます。中国は清の時代に出版された「古詩源」という書物が出典。体も国家も、末端というか下じもの国民を粗末にあつかうと、亡びるぞという警告です。もっとも、足を冷やすと直接心臓が悪くなるかどうかは別として、全身の健康上良くないことは、日常的に実感するところです。逆にカゼを引くなど体調を崩すと、熱があるのに足が寒いこともよく経験します。それで昔から、健康には「頭寒足熱」が良いといわれてきました。なのに、現代生活をふり返ると、夏は冷房で体を冷やし、冬は過剰暖房で頭が熱い割りに足元は冷え冷えという状態になりがちです。そこでこれからの寒い季節は、家庭でも職場でも暖房は22℃までにおさえ、かわりに足元を暖かくすることが必要です。最近の暖房器は、足元を暖めるものや床暖房がふえているようですが、古い器械でも扇風機を利用して、温風を下へ送るなどの工夫をしてはいかが。とくに女性の冷えは深刻です。この冬はミニスカートよりも厚手のスラックスを流行させたいものです。

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