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[2005/11/14]
医療豆知識 臍帯血(さいたいけつ)移植
医療豆知識 臍帯血(さいたいけつ)移植
骨髄移植に代って、赤ちゃんのへその緒や胎盤から採取した臍帯血を、白血病や再生不良性貧血などの患者に移植する方法です。骨髄移植は提供者(ドナー)が不足していて、なかなか適合するものが見つからないうえ、採取の際にはドナーを入院させ全身麻酔を行うため身体的負担が大きいなどの問題がありましたが、臍帯血移植では、出産の際に母親の同意を得て採った臍帯血を冷凍保存し、その白血球の型(HLA)が患者と適合すれば、点滴ですぐ移植できるため、ドナーの負担はありません。ただし、臍帯血の、採取量(50~200ml)が少ないため、いまのところ小児の患者を対象としており、大人への移植も今後の課題としてあげられています。
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