福山通運健康保険組合

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ニュース&トピックス

[2005/11/21] 
続けて楽しむウオーキング術⑤

-ウェルネス・ウオーキングを始めましょう(2)-

 ここのところ、朝晩の気温がグンと下がり、外出も少しおっくうになります。だからといって一日中家にいたのでは体は怠けてしまい、悪循環の典型となってしまいます。
 本来運動には気候が大変影響します。冬場は寒さを防ぐ厚手のウェアに身を包み、運動をしなければなりません。
 冬のウオーキングは朝夕に関わらず日中でも厚着をして運動します。身軽な時とは気分が大いに違います。また、足の運びや身のこなし、動き過ぎて汗ばんだ時など厚着の時は大変です。冬のウオーキングで汗をかくことがよくありますが、汗をかくと風邪を引くと思いがちです。運動後は熱いシャワーを浴びるか熱い風呂に入って体を暖めます。冬のウオーキングの楽しみ方は、寒さに向かって歩くことです。自分で気合いを入れて歩くことがこの冬場のウオーキングの楽しみ方です。
 さて、実際にウオーキングをしてみましょう。外へ出てみてお分かりのように、思ったよりウオーキングをしている人達は多くありません。寒い時は特に体を暖めてからウオーキングを始めて下さい。外出の前は温かい紅茶に少し砂糖を入れて飲むか、砂糖湯でも良いので飲んで、手足首をよく回しましょう。最初は体全体のバランスを考えてウオーキングをしてみて下さい。
 最初はゆっくり歩きながら、ひじを曲げたり、伸ばしたり、肩を回したり、首を左右に倒したりしながらの軽い運動です。無理なようでしたら止まって行ってください。
 次に、前回掲載のフォームを意識して歩いてみて下さい。前を良く見ること(当然、対人にはあいさつする)。腹を出して足も伸ばして前に蹴るように出します。一日目、二日目と連続して歩くのも良いのですが、どこかに痛みが生じたりした場合は、どんなことがあっても休むことが大事です。だからといって基本を忘れては大変です。そして、自分の体をしっかりと知ることが大事です。そのためにはたくさんのウオークをして基本を体で知り尽くすことが大切です。
 さて、歩き慣れてきましたら、目標を決めて歩くことが大切です。その目標とは、距離であり時間であります。最初は無理をせず知っている地名であれば、そこまで行って帰るのも良いと思います。運動には、決めごとが一番大切です。距離は目算で良いと思います。何メートル、何キロメートルと決めてウオーキングをして下さい。
 また距離でみるほかにも、今、多くの人々が身につけている万歩計から歩数をみる方法があります。一般の人達の一日の目標歩数は七~八千歩だと言われています。
 体に負担にならない程度の歩数を決めるのも良い方法です。
 健康歩数に近づくように、距離も徐々に延ばすようにして下さい。ウオーキングには、時間も大きな要因になっています。時間と距離の組合わせのいずれも、楽しいウオーキングを行うことができます。そして一月歩き続ければ、体力、忍耐力、技術力の総合力が付いてきます。体力が付いてきて、駅と駅の一区間歩いてみたりすると、かなりのウオーカーとして自信が持てます。まずは、一歩二歩と継続してみて、目標が立てられ、時間の計算が出来れば歩いても楽しみが出てきます。
 体を動かすことは、歩くことであっても、その一歩が体全体に信号を送ります。足、ひざ、腰、肩、ひじ、首、手首まで信号を送ります。
 それぞれ順序良く動いてくれれば良いのですが、それが思うように動かないのが運動の難しいところです。動きが棒状にならないようにするには、どこかリラックスしていなければいけません。ウオーキングで緊張度が増すと足に柔軟性を欠き、親指の蹴りも欠くことになります。各関節一つにしても、力強く振るのでなく、特に手足首はリラックスしていなければいけません。つまり、ブラブラです。ウオーキングの正しいフォームは、手足首のブラブラが出来れば本物です。
 このようなことが最初から思うように行かないのがウオーキングの難しいところです。だから、あせらず一つひとつ慣れることが大切です。頑張りましょう。
 ウオーキングを体に覚えさせることの「コツ」は、自然にまかせて、足の出るまま一生懸命歩いてみることです。正しいフォームを意識して歩くこと、歩き方にブレーキをかけていないか-。それらを自然に理解してウオーキングを楽しんでいただきたいと思っています。

                         白鳥 金丸(スポーツライター)

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