福山通運健康保険組合

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ニュース&トピックス

[2006/01/02] 
ことわざ健康事典 寝る子は育つ

よく眠る子は健康に育つという意味。出典は明らかではないが、昔から言い伝えられてきた諺です。なるほど生後間もない赤ちゃんの睡眠時間は1日約16時間、お乳を飲む時以外は、日中も殆んど眠っています。その後成長するにつれて変り、学童期は約10時間、思春期から成人で7~8時間、お年寄りで6時間としだいに減ってきます。では、この睡眠ですが、ごく大ざっぱに申しますと、脳の眠りである徐波睡眠(ノンレム睡眠)と、体は眠って脳は起きている逆説睡眠(レム睡眠)の2種類があります。この二つ、心身の疲労回復にそれぞれ大切ですが、とくにレム睡眠は、一晩の睡眠中約90分に1回(持続時間約30分)現れ、知能の発達・栄養吸収・ホルモンの合成に欠かせないもの。そのせいか発育の盛んな乳児期のレム睡眠の比率は50%、以後急激に減って成人は20%、老人15%となります。昔の人は経験的にこのことを知っていたようで、現代でも「寝る子は育つ」は立派に生きております。ついでに、朝起きた時、覚えている夢を見るのもこのレム睡眠期。初夢はいかがでしたか。

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