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[2006/02/03]
ことわざ健康事典 コンニャクは体の砂払い
ことわざ健康事典 コンニャクは体の砂払い
コンニャクは腹の中を掃除する、という俗諺。「砂払い」とか、「砂おろし」といって、年中行事の一つとしてコンニャクを食べる日を決めている地方もあります。なるほどコンニャクをはじめ海草類や寒天などは水溶性の食物繊維。ゴボウ、豆類、キノコ類など、不溶性の食物繊維と共にまず便通を整えます。それにこれらの食物繊維は、腸の中で余分なコレステロールを吸着して排泄してくれます。さらには大腸の中に住みついている善玉菌の勢力を強め、悪玉菌の繁殖をおさえてくれます。善玉菌のチャンピオンは、乳酸菌の一種であるビフィズス菌。この菌は、母乳を飲んでいる赤ちゃんの頃は誰れでもたくさん持っているのですが、年齢と共に減り、老年期ではガックリ減って、結果悪玉菌がのさばり、いろいろな発ガン物質を作り出します。そこで最近ふえてきた大腸ガンや各種成人病を防ぐためにも、日常の食事で食物繊維を十分にとりたいもの。料理としては生野菜のサラダよりも日本古来の青菜のお浸しや根菜類、コンニャク、海草類の煮物などのほうがおすすめです。