福山通運健康保険組合

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ニュース&トピックス

[2006/09/01] 
ことわざ健康事典 肝(きも)膾(なます)をつくる

膾とは、正月の大根ナマスのように、野菜や魚、肉を刻んで酢につけた料理。強い心労または緊張で、ミズオチがキリキリ痛むような思いをすることです。出典は鎌倉中期から後期にかけて書き残された軍記物語「源平盛衰記」、その一節が一人歩きした諺です。
 ところで、このような心労や緊張は、現代人にとってほとんど日常的なものといえましょう。たとえば会社の倒産、リストラ、職場、家庭内の人間関係などなど。でもこうした状態が長く続くと、やがて心身に悪い影響が表われてきます。心の不調としては、不眠、不安、落ち込み、対人恐怖と言った神経症。体の不調としては、頭痛、胃・十二指腸潰瘍、高血圧、糖尿病の発症あるいは悪化といった心身症です。もしも思い当たるときは、心身いずれの不調でも早いうちに医師に相談しましょう。この場合、まず「心療内科」を探して受診するのが早道です。と同時に、自分に合ったストレス解消法を考えたいもの。腹式呼吸や好きな音楽を聞くのもけっこうですが、仕事以外に何か打ち込める趣味を見つけようではありませんか。

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