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[2006/10/20]
ことわざ健康事典 弱り目に祟(たたり)目
ことわざ健康事典 弱り目に祟(たたり)目
心身共に弱っている所へ、さらに新しい災難に追い打ちをかけられた状態のこと。現代でもよく使われる諺です。たとえば、健康の面からもいろいろ思い当たります。リストラに会い、再就職先が決まっていないのに、突然病気やケガに見舞われたとか、残業続きのあげくインフルエンザにやられたとか、よく聞く話です。そういえば「弱身につけ込む風邪の神」という諺もありました。心配事、過労など、心身に悪いストレスがかかると、病気に対する免疫力が落ちるとは、今や医学上の常識。免疫力といえば、最近は血液中のNK細胞(ナチュラル・キラー細胞)が脚光を浴びています。これは体内に侵入した病原菌や体内で発生するガン細胞など、内外の敵を迎え撃つ文字通りの殺し屋。この細胞の活性化は、即全免疫システムの活性化を意味するとか。しかもこのNK細胞は、心が愉快であるほど元気になるとの研究データもあります。たとえ逆境にあろうと、毎日少しでも心を楽しませる時間を持ち、「祟り目」にだけは出会わないように心掛けたいものです。
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