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すこやか第1面 未来のあなたに健康貯蓄
みなさんに健康について改めて見つめなおしてもらおうと始めた健保連の健康強調月間も41回目を迎えました。
今年は医療制度改革関連法が成立し、それに伴い国の健康づくり政策にも大きな動きがありました。40歳以上を対象に、2008年度(平成20年度)からメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に着目した健診・保健指導を実施し、とくに糖尿病を中心とした生活習慣病の予防に力を入れることになったのです。
これに先立ち、厚生労働省はこのほど、生活習慣病予防のための運動指針「エクササイズガイド2006」を策定しました。これは、生活習慣病予防に効果が期待できる運動量を、体力や健康状況などに応じて選択し、達成するための具体的な方法を示したものです。
このガイドの特徴は、「歩行」(20分)、「自転車」(15分)、「エアロビクス」(10分)、「水泳」(7~8分)などの運動をそれぞれ「1エクササイズ」とカウントし、1週間の合計が23エクササイズになるのを目指すものです。歩行や自転車は日常生活における活動、エアロビクスや水泳は体力づくりのために意図的に行う運動と分けて考え、それぞれの強度を考慮しながら、自分なりに組み合わせていきます。
メタボリックシンドロームで問題なのは、内臓脂肪です。この内臓脂肪を確実に減らすためには、1週間に10エクササイズ程度以上の運動を行う必要があります。これは30分間の速歩、週5回相当です。速歩だけを続けるのは難しいかもしれませんが、日常生活の動作も加えながらさまざまな運動を組み合わせると、気分も変わって、続けられるでしょう。もちろん、食事の摂取量を減らすことでさらに効果があがります。メタボリックシンドロームまたはその予備群の人の場合、腹囲1cmの減少は、約1kgの体重の減少に相当し、その減少する大部分が脂肪です。少しずつでも、辛抱強く減量していくことが大切です。
この健康強調月間を機会に、このガイドも参考に、医師や健康運動指導士などの専門家に相談して、日常生活のなかで無理をせずに活動量を増やしていくことから始めてみてはいかがでしょうか。
10月は健康強調月間です
1.考えよう あなたの健康 あなたの未来
2.ウォーキング 毎日続けば 運動習慣
3.いきいきと 生きる秘訣は 食事から
4.考えて 吸わない人の 健康を
5.心の健康 見つけよう ゆとりの時間
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