福山通運健康保険組合

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ニュース&トピックス

[2006/04/17] 
ことわざ健康事典 薬多(た)なれば病(やまい)甚(はなはだ)し

どんなに効き目があらたかな薬でも、用い過ぎればかえって病気を重くするという意味。出典は寛政年間(1781~1801年)に収録された当時の流行語や俗諺の本「譬喩尽(たとえづくし)」で、ほかの本ではズバリ「薬過ぎれば毒となる」というのもあります。薬の用い過ぎといえば、現代でも薬漬け医療が問題になっておりますが、漢方薬しかなかった昔の人びとも薬の乱用の実害を、経験的に知り、いましめていたようです。さて現代の薬の乱用といえば、まず思い浮かぶのが医療機関のハシゴ、つまりドクターショッピング。結果同じ薬を重複して貰い、知らずに二倍量服用して事故に至るケースです。とくにお年寄りの場合は、体内に入った薬物を処理する肝臓や腎臓の働きが弱っております。そのため、未処理のものが溜り、重大な副作用を引き起こすことが少なくありません。いっぽう健康補助食品やビタミン剤の乱用も気をつけたいもの。ビタミン剤でいえば、水溶性のBグループやCならムダになるだけですみますが、油溶性のA・D・Eなどは有害ですのでご用心。

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