福山通運健康保険組合

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[2006/05/15] 
ことわざ健康事典 生兵法大怪我(なまびょうほうおおけが)の基(もとい)

聞きかじりの浅はかな知識で物ごとを処理し、大失敗することを戒めた諺です。出典は江戸時代前期の1645年に初版本が出された俳書「毛吹草(けふきぐさ)」と、その後の「世話尽(せわづくし)」。「生兵法大疵(きず)のもとい」とも申します。現代にもよく使われる言葉ですが、中でもなるほどと感じるのは、病気やケガのさい、素人考えで勝手な手当てをして、取り返しのつかない結果を招く場合です。たとえば、以前に医療機関から貰った抗生物質やその他の薬剤の服み残しを他人に与え、中途半端な、あるいは重複による薬害をきたしたり、整形外科の治療が必要なケガを、素人療法で悪化させるなどは、今日でもよく聞く話です。こうした間違いは、漢方薬の使い方でも同様です。病気とは、たとえ同じ病名を告げられていても人それぞれに違うもの。特定の薬が自分に効いたからといって、他人にも効くとは限りません。漢方に詳しい医師でないと分らない診断法があるのです。いずれにせよ、まず医師にかかり、指示通りの療養をすることが先決。そういえば「餅は餅屋」という諺もありました。

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