福山通運健康保険組合

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ニュース&トピックス

[2006/08/21] 
ことわざ健康事典 考えは雪隠(せっちん)(長いトイレは痔に悪い)

雪隠(せっちん)とは厠(かわや)、つまりトイレのこと。誰にも邪魔されぬ個室で、ゆっくり用を足しながら考えごとをするといいアイデアが浮かぶという意味です。中国は魏(ぎ)の時代のある文人はトイレで執筆した、武田信玄もやはりそこで軍略を練ったとの言い伝えから出た諺です。いっぽう健康上からも、便秘がちな人は、たとえ便意はなくてもきまった時間にトイレへ行き、出るまでねばれといわれたものです。でも肛門科のドクターの話では、これはあまりすすめられないとか。洋式ならまだしも、日本式のしゃがむタイプでは、まず足へ行く血管が圧迫されて血圧が上がるので、とくに高血圧の人は危険。また肛門にもうっ血が起こり、痔によくないそうです。そこで健康な排便のためには、日頃から運動をすること、繊維の多い食事と水分を十分とること。さらには毎日、キチンと朝食をとること。朝食は腸を目覚めさせ、約二十分後に自然な便意を催しますから、このチャンスを逃さずトイレへ直行するのが最高。「考えは雪隠のあと」のほうがよさそうです。

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