福山通運健康保険組合

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[2006/11/20] 
ことわざ健康事典 飲まば朝酒、死なば卒中

 お酒は朝酒ほどうまいものはないし、死ぬときは、苦しまずにいける卒中がいいという意味。小原庄助さん顔負けの、昔から伝わる諺です。
 ところで卒中(脳卒中)ですが、これには①脳血管が血圧に耐えかねて破れる脳出血、②脳血管に血栓がつまり、そこから先に酸素も栄養も運ばれず、脳が部分的に死んでしまう脳梗塞、③脳を包む硬膜、クモ膜、軟膜の三層のうち、クモ膜と軟膜の間に出血するクモ膜下出血の三種があります。中でも昔の日本人には、突然①の脳出血がやってきてそのままという人が多かったようです。でも現代人では開頭手術が進歩して、いずれの脳卒中もそう簡単に死ぬことはなくなりました。また食生活が変わったせいか、脳出血よりも欧米型の脳梗塞がふえるなど、脳卒中のタイプも昔と違ってきました。
 人は血管と共に老いるといわれますが、高血圧で動脈硬化が進んでいる人ほど危険。さらに糖尿病、肥満、遺伝があり、酒、タバコを多くたしなむ人の危険度は一層高くなります。さし当たり高血圧、高脂血、肥満の解消につとめてください。

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