福山通運健康保険組合

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ニュース&トピックス

[2006/12/01] 
12月1日は世界エイズデー

HIV感染者、過去最高の832人

 厚生労働省エイズ動向委員会はこのほど、平成17年エイズ発生動向の概要をまとめ、公表しました。それによると、新規HIV感染者は、1199件(前年比34件増)でした。また、平成18年第1四半期からの第3四半期までの累計数は、速報値で、HIV679件、エイズ305件、あわせて984件で前々年、前年に引き続き過去最高を記録する見込みとなり、感染者、患者ともに依然として増加が続いていることがわかりました。
 感染者の感染経路をみると、性的接触による感染が9割以上。新規HIV感染者報告数のうち、同性間性的接触が6割以上、異性間性的接触の2.5倍を占める。性的接触によるものが、合わせて五三四人(八三・四%)でした。
 エイズを含む性感染症の予防は、コンドームを正しく使用することです。「多数の人とセックスしていないから安全」という思い込みは禁物です。また、過去に感染の可能性のある人は、自分やパートナーのためにも、検査を受けましょう。HIVは感染しても、自覚症状がない期間が長いため、感染しているかどうかは検査を受けないとわかりません。エイズ検査は、全国の保健所で匿名かつ無料で受けられます。もちろん、プライバシーは守られます。なお、検査や相談を受けるときは、事前に保健所に電話して、検査を受けるタイミングなどを相談してください。
 エイズの治療は格段に進歩しています。現在はウイルスを抑える治療法が確立しており、早期に発見して適切な治療を続ければ、エイズの発症を遅らせることもできます。

 


ことわざ健康事典  逆剥(さかむけ)は親不孝のしるし

 逆剥けとは、爪の生えぎわの皮膚が、ささくれてむけた状態。昔は冬でも泥んこになって遊ぶ腕白小憎や、働き者の主婦の手指に、ヒビ、シモヤケと共によく見られたものです。それにしてもなぜ親不孝と関係あるのでしょうか。天明、寛政年間(1781~1801年)に出版された「譬喩尽(たとえづくし)」に「逆剥けは叔母に憎まるるしるし」と共にあるところから何らかのいわれがあるのでしょうが、現代ではよく分からない諺(ことわざ)です。どうやらイタズラが過ぎる子供達を戒(いまし)めるためのもののようです。ところで逆剥けよりも気にしなくてはならないのは、爪の色ツヤ・形の変化とか。十本の指の殆どに表れた時は、健康上の赤信号といわれております。たとえば、今まではなかったのに、爪に横波やタテジマが出来たとか、爪と共に指先が太鼓のバチのように太くなった、桜色だったのが白っぽく薄くなった、あるいはボロボロ欠けるなどは異常のしるし。心臓や肺の病気・貧血・寄生虫感染・栄養障害などが疑われます。早いうちにかかりつけのドクターに相談したいものです。

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