福山通運健康保険組合

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ニュース&トピックス

[2006/12/18] 
ことわざ健康事典 酒は人肌

 日本酒の好きな年配の紳士方は、よく「酒は燗(かん)、肴(さかな)は刺身、酌はたぼ(日本髪の芸妓さん)」が憧(あこが)れだなどと申します。その燗も、寒い時は熱燗に限るとか、いやぬる目がいいとか、人肌が最高とか、いろいろです。でも体に最も自然な温度といえば、体温なみに摂氏三七度前後の人肌。胃壁への当たりがソフトで、酔いもほどよく回るというものです。それに比べて熱燗をキューッと流し込むのはどうでしょうか。まず食道の粘膜が熱いアルコールを浴びるというよくない刺激を受けます。さらにヘビースモーカーなら、唾液に溶けたタール分ほかの発ガン物質が加わるので一層深刻。こんなことをくり返していると、やがて食道ガンの発生なきにしもあらず。専門医のお話では、お酒を飲むたびにチリチリと食道にしみる感じがある時は、早く検査を受けて欲しいとのことです。また「肴は刺身」も結構ですが、焼肉、おでん、湯豆腐など、とにかく蛋白(たんぱく)質ならなんでもOK。蛋白質の肴は肝臓の働きを助け、アルコールの分解をなめらかに行うので悪酔いを防ぎます。

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