ドライアイ予防や花粉症対策に目薬を使用する人が増えています。しかし、正しく使っている人は、意外に少ないのでは？  そこで目薬の豆知識をご紹介します。

 

 

　目薬のさし方のポイントは、(1)下まぶたを軽く引いて点眼する（このほうが点眼しやすい）、(2)点眼後は１分間まぶたを閉じるか、軽く目頭を抑える（眼での効果が高まり、全身性の副作用が軽減される）、の２点。よく「パチパチとまばたきする」人がいますが、目薬が涙と一緒に流れてしまうので、おすすめできません。

　また、使用期限も大切なポイントです。安心して使用できるのは、開封後およそ１カ月までと考えてください。一度開封した目薬は、成分が劣化・変質しやすく、細菌による汚染の恐れもあります。市販の目薬には有効期限が付いていますが、これは未使用で冷暗所に保管した場合で、決して開封後まで保証するものではありません。この注意点はシロップ剤などでも同じです。